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0421

[リク]You're My Only Shinin'Star 日向ひなた 様よりSSを戴きました。  



You're My Only Shinin'Star の 日向ひなた 様より

素敵なSSを戴きましたv

ひなた様とのやりとりの中で、SSのリクエストをしても良いぞよ!との事でしたので、
嬉しハズカシのリクエストをさせていただきました!

(´∀`)ワクワク ・・

嬉しいです!
自分でこういう場面が見たいよぉ、というのを見事に表現なさってくださいました!

兎にも角にも、ご覧になってくださいな~・・・

それでは続きにて、ひなた様作  ともにょリクエストSSのはじまりです。
どうぞ~










トントントン…。

キッチンから聞こえる軽快な音。日頃、俺の部屋では聞く事のない音が聞こえるのは、彼女が来ているから。

せっかくだから、傍にいてその姿を見ていたくて「手伝うよ」と申し出てみたのだが速攻で却下された。

「貴重なオフなんですから、敦賀さんはゆっくり休んでいてくださいっ!」

(心遣いは嬉しいけど…俺としては、せっかく二人で過ごせる時間を離れていたくないんだけどな)

そう思いはしても、告げる事は出来ない。まあ、正直に告げても「敦賀さんの発言は、誤解を招くので気を付けてくださいね?」と流されてしまうに違いない。

「了解。じゃあ、リビングにいるから…何かあったら声をかけてね?」

そう言って、ぐいぐいと背を押す彼女に苦笑しながらキッチンを追い出されたのだ。



********



今日は久々のオフで、一日を部屋でゆっくりと過ごしていた。

午前中はトレーニングルームで汗を流し、午後からはソファーに身体を預け、コーヒーを飲みながら台本を捲る。
いつも誰かの気配を感じる場所にいて、一人で過ごす時間というのは本当に稀で。ゆっくりと過ごす静かな時間もたまにはいいものだな…と思う。

TRRRR、TRRRR…。

今日は珍しく一度も鳴っていなかった携帯が着信を告げる。

(社さんかな?)

ディスプレイに表示されている番号を確認して、通話ボタンを押す。

「…やぁ、最上さん」

愛しい少女からの電話に、自然と綻んでくる顔。

『こんにちは、敦賀さん。今、お時間よろしいでしょうか?』

相変わらず礼儀正しいな…とそんな所すら可愛いと思う。

「あぁ、今日はオフだからかまわないよ?どうしたの?」
『いえ、先ほど事務所で社さんにお会いしたんですが…敦賀さんがオフだから、監視の目がないのをいいことに食事をしてないんじゃないかと心配されていましたので』
「…ははっ。信用ないな」

仕事に関しては評価されているが、食生活に関しては全く信用がないようだ。
まあ、事実…今日、口にしたものと言えばコーヒーとミネラルウォーターくらい、か?あぁ、そういえばカロリーなんとかってゼリーを食べたっけ?

『……敦賀さん。また、カロリーなんとかで済ましていらっしゃるんじゃないですか?』

あっ!バレた。こういう所の勘は鋭いんだよなぁ…俺の気持ちには、一向に気づかない癖に。

「いや?そんな事はないよ?最上さんの考えすぎじゃないかな」
『嘘ですね。今、どちらにいらっしゃるんですか?』

とりあえず誤魔化してはみたものの、やっぱりバレバレだな。

「今は、自宅にいるよ。今日は、ゆっくり過ごすつもりだったし」
『じゃあ、私…今から食事を作りに伺わせて頂きます』

(……え?)

『今、近くまで来ていますのでお買い物をして…30分後くらいにはお伺いできるとおもうのですが…』

近くまで来ている…って俺に会いに来る途中だった?いやいや、最上さんの事だから「実は、社さんに頼まれたんです」とかいうパターンに違いないから。
もちろん、俺自身の食事事情も心配だからだろうけれど…これが、彼女の自発的な行動だったらなぁ…と思わずにはいられない。

「ありがとう。最上さんに会えるのを楽しみに待ってるから」



********



「え~と…俺に何か付いてる?」

声をかけずに座り込み、じ~っと俺を見ている最上さんに台本から視線を上げて問いかける。
かなり熱心に見ていたけれど…何かあったのか?

「あ、いえ…すみません。なんでもないです。えと…お食事の用意が整いましたので!」
「ありがとう。でも、なんでもないという割には、かなり熱心に見ていたよね?…台本に興味がある?」

仕事熱心な最上さんの事だから、色っぽい意味なんて期待していない。そういう類の視線でもなかったし…台本に興味があるのかな?

「あっ…それも興味があるんですが…」
「それも?」

促すように重ねて問いかけると少し躊躇った後に、視線の意味を口にする。

「……敦賀さんの指ってキレイだなぁって…思って」
「…指?」
「はい!それに、手も大きいなぁと思って」

どうやら台本に沿えていた俺の手を見ていたらしい。

「まぁ、俺は男だし。最上さんよりは大きいでしょ?」
「そうなんですけど。でも、長くて骨張った指とか爪の形とか…肌もきめ細かくて…思わず見惚れちゃいました」

そう言って照れたように微笑む最上さんに、その手で…指で触れたくなるのをグッと力を入れて堪える。

「モデルもしてるから、手入れはちゃんとしてるしね」
「あの…どういったお手入れをされてるかお伺いしても良いですか?」
「もちろんだよ。…じゃあ、食事の後に『お手入れ講座』をしようか?」

少し戯けた調子で応えると、目を輝かせてコクリと頷く最上さん。その可愛いらしさに湧き出る、抱き締めたいという衝動。だけど、それはできないから。柔らかな栗色の髪をくしゃっと撫でて微笑み返した。



********



「じゃあ、始めようか?」
「はい!」

二人で食事の片付けをして、リビングのソファーに隣り合って座る。向かい合わせにするよりもわかりやすいという理由からだけど、すぐ傍に感じる最上さんの香り、体温、息遣い…ちょっと理性に気合を入れなくては。

「これは、俺が使っているマッサージクリームだけど…」

モデルは自分自身が商品だから、手入れを怠れば商品の価値も下がってしまう。だから俺も頻繁に…と言うほどでもないが、手入れは怠らないように心がけている。

いつも俺自身が使っているクリームを手に取り、最上さんの肘から手首までを揉み解す様にマッサージする。

白くキメ細かな肌…強く掴めば折れてしまいそうなほどに華奢な腕を壊さないように、優しくゆっくりと揉み解していく。

「…痛くない?」
「はい!…気持ちいいです」

(ちょ、ちょっとその台詞は…)

好きな子の素肌に触れている時には、刺激の強すぎる台詞に内心の動揺を抑えて、掌、手の甲、指の間…とマッサージを続けていく。

「……んっ…」

最上さんの指の間に俺の指先が触れた時、くすぐったかったのか…耐えるように眉根を寄せて、思わず漏れたであろう声に少しだけ湧く悪戯心。

掌を向かい合わせ、指の間を滑るように擽りながら全ての指を絡め、キュッと握り込む。

「…ふぅ…んっ…」

案の定、吐息とともに漏れた微かな声にゾクリとしたものが背筋を走る。

「……どうしたの?」

何でもないフリをして問いかければ、微かに頬を赤らめて潤んだ瞳で見上げてくる最上さんと視線が絡み合った。

(その表情は、襲ってくれと言っているようなものだよ?)

クスリと笑んで、誘惑されるままに唇を寄せていく。

「……敦賀さんの意地悪っ!!」
「……えっ?」

唇が重なるまであと僅か…という時に、最上さんが赤い顔のままで、キッと俺を睨みつけ頬を膨らませる。

「私がくすぐったいのを我慢してるのを知っていて、擽りましたねっ!?」

う~~っと威嚇するように言われ、目が点になる。そうか…これが俗に言う「鳩が豆鉄砲を食らう」という事か。

「ぷっ……。ごめんね?一生懸命に我慢している最上さんが可愛かったから…つい、ね?」

今までの甘い雰囲気(俺の一方通行だったみたいだけれど)を一瞬で吹き飛ばしてしまった最上さんに、笑いが止まらなくなった。

「笑いながら謝らないでくださいっ!誠意が感じられませんっ!!」

ますます頬を膨らませる最上さんに、笑いながら「ごめんね?」と繰り返す。

「…知りませんっ!」

プイッとそっぽを向いてしまった最上さんだけれど、未だに絡めあったままの指が本気で怒っていないと告げている。逸らされた顔…耳が赤くなっているように見えたのは、俺の気のせい、だろうか?



********



「…で、これでお終いかな?」

肘から手全体を包み込んでいた蒸しタオルで、マッサージクリームをふき取りながら告げる。

「ふわぁ…全然、違いますね!」

自分の手を触りながら、最上さんが感嘆の声を上げる。

「うん。マッサージは大事だから、頑張って続けてね?」

芝居がかって微笑めば、ニッコリと笑顔を返してくれる。どうやらご機嫌は直ったようだ。

「…あぁ、そうだ」
「どうかなさいましたか?」
「うん…ちょっと待ってて?」

最上さんにそのままソファーで待つように告げ、ベッドルームへと置いてあったものを取りに行く。

「これ、最上さんにあげるよ」

そう言ってテーブルの上に置いた箱に、コテンと首を傾げ見上げてくる。

「え?なんですか、これ?」
「ハンドクリーム。この前、買った時にうっかり女性ものが紛れてたんだけど…返品するのもアレだし」

見かけた時に「最上さんが好きそうだな」と思って、思わず購入してしまったが渡すタイミングが掴めなくて部屋に置いていたもの。

「え…だって、こんな高そうなの…」

瞳は箱に釘付けなのに、一向に手に取ろうとしない彼女に「最上さんらしいな…」と内心苦笑しながら、さっさと封を切る。

「さっきの続き。マッサージの後は、ちゃんとハンドクリームで保湿してね?」

そう言って、マッサージを施した手にハンドクリームを塗り込む。

体温に温められ、仄かに漂う薔薇の香りに最上さんが瞳を輝かせているのを確認してそっと手を離す。

「……すごく、いい香り…」
「…でしょ?ねぇ、最上さん。もう、封を切って使ってしまったから返品はできないよ?」
「……あっ!」

薔薇の香りに酔いしれていた最上さんが、俺の台詞に我に返る。

「いつも食事を作ってもらっているお礼だよ?…それとも、擽ったお詫びと言った方がいいかな?」

止めとばかりにニッコリと微笑めば、躊躇ってはいたものの観念したのかニッコリと笑顔を返してくれる。

「ありがとうございます!大事に使わせて頂きますね?」
「こちらこそ、いつもありがとう」

そう言って、彼女の右手を取りその指先に口づけを贈る。

「な、なななななな……っ!」
「ん?」

顔を真っ赤にして、動揺している最上さんに悪戯っぽく微笑む。

「な、なななななにをするんですかぁ~~~っ!」

相変わらず凄い声量だなぁ…と埒もない事を考えながらも、握った指先は離さない。

「この手がいつも俺に美味しい食事を作ってくれるから…お礼、かな?」
「そんなお礼はいりません~~~っ!」

ますます赤くなる最上さんに、クスクスとこみ上げる笑い。

マッサージとはいえ、君の素肌に触れた指先に今も残る柔らかな感触と温もりに今夜は眠れそうにない俺のささやかな仕返し。

たまには、君も俺の事を考えて…眠れない夜を過ごして?










[SS:きっと今夜も眠れない]
[You're My Only Shinin'Star の 日向ひなた 様 ]




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Posted on 2010/04/21 Wed. 23:09 [edit]

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