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ACT.157 バイオレンスミッション フェーズ4 続き妄想 5(日向ひなた様SS)  



ACT.157 バイオレンスミッション フェーズ4 続き妄想 5


「…い、いひゃいっ。いひゃいわっ!にぃひゃんっ!!」

兄さんの指が頤にかかり上向かされ…そっと瞳を閉じた私を襲った衝撃に、手足をバタつかせて抗議する。

「……セツの頬はよく伸びる」

私の腰に回した腕はそのままに、空いた方の手で頬をムミミミミ……っと引っ張られる。

「いひゃいってばっ!」

あまりの痛みに涙目になっている私を間近でのぞき込む兄さん…なんだか既視感が…。

「…男の前で、あまり無防備に瞳を閉じるな」

(こ、怖い…絶対に恐怖政治よっ!!兄さんはじゃれ合いと認識しているようだけれど、これは絶対に恐怖政治だわっ!怖いわよっ!)

内心で毒づきつつも、コクコクと頷く事で返事をするとようやく頬を解放され、痛みに赤くなっているだろう箇所を撫でる。

「ん、もうっ!痛いから、頬を引っ張るのは止めて!」
「セツの頬は柔らかくて…触っていて気持ちいい」

涙目で抗議するとニヤリと笑って返されて、言葉に詰まった。

「    っ!そ、そうじゃなくてっ!ほ、本当に痛いんだからっ!」
「    舐めてやろうか?」
「へっ?」
「痛いんだろう?舐めたら…治るんじゃないか?」
「け、怪我じゃないんだから舐めたって治らないわよ!」
「ふぅ~ん…」

とんでもない発言をした兄さんは、気のない返事をしてまた新しい煙草に火をつけて燻らせる。

「…兄さん、煙草、吸い過ぎよ?」
「……気にするな」
「もうっ!……私、シャワー浴びてくるっ!」
「ああ……」

煙草を銜えたまま返事をする兄さんにムクムクとわく悪戯心。

「……兄さん?」

ソファーに座っている兄さんの前に立ち、肩に両手を置くと「どうした?」と視線が問うてくる。

がぶっ!

「    仕返し、よ?」

くっきりと歯形の残った首に手を当てて瞳を見開いている兄さんに、鼻先が触れ合う距離で勝ち誇ったように微笑んで、クルリと踵を返しバスルームへと直行する。

してやったり!と思うと自然と足取りも軽くて、スキップでもしたい気分だわ!

浮かれ気分のままバスルームのドアをパタンと閉めた。



********



「    もうっ!どうしてあんな事しちゃうのよぉ~~~っ!!」

バスルームのドアを閉めて、一人になると途端に抜けてしまう雪花魂。
自分のしでかした事に、羞恥で火照る頬を冷まそうと両手で挟み込むけど手の方があっという間に熱くなる。

(よりにもよって、敦賀さんの首に……か、かかかか噛みつくなんてっ!しかも、歯形がくっきりと残ってたわ~~~っ)

驚いたように瞳を見開いていたカイン……敦賀さん。

(役者の身体に跡をつけるなんて…私、なんて事をしちゃったんだろう…)

羞恥で火照っていた頬が現実に立ち返って、サーっと血の気が引いていき、青ざめて行くのがわかる。

(    仕事に、影響はないかしら……?)

そもそも、敦賀さんがカイン・ヒールの間は他の仕事はどうなっているんだろう?私みたいな駆け出しの新人と違って、敦賀さんのスケジュールはいつも分単位どころか秒単位だし。

赤くなったり青くなったり…自分でもとんでもない事をしでかした自覚がある。今すぐ敦賀さんに謝らなくちゃいけないと思うけれど、恥ずかしくて顔を見に行く事ができない。

「    よしっ!」

ウジウジと考えていても仕方ない。気合を入れて立ち上がり、ウィッグを外してメイクを落とし…雪花をリセットする。

雪花が兄さんに謝るのはおかしい。だから、ちゃんとリセットして…最上キョーコとして謝罪しようと決意して、まずはシャワーを浴びる事にする。

謝罪して、明日のスケジュールの確認をして…

(フォローできる事は全力でフォローしよう。私にできる事はなんでもしなくちゃっ!!)

グッと拳を握って気合を入れ、私は雪花から最上キョーコに戻るべくシャワーのコックを開けた。




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Posted on 2010/05/25 Tue. 09:15 [edit]

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