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ACT.157 バイオレンスミッション フェーズ4 続き妄想 3(日向ひなた様SS)  



ACT.157 バイオレンスミッション フェーズ4 続き妄想 3
 


    パタン。

バスルームへと続くドアが閉まり、兄さんの姿が見えなくなると私の中の雪花魂がス~ッと抜けていき、その場にへたり込んでしまった。

「な、なんてこと言うのよっ!雪花ってばっ!」

火照る頬を両手で挟み、熱を冷まそうとするが一向に治まりそうにない。

「背中、流してあげよっか?」だなんて…兄さんが断ったからいいようなものの、もし承諾していたら……?私は、それを実行できたのかしら?

大体、背中を流すってことは一緒にバスルームに入るってことで。バスルームに入るってことは、服を脱いでいるわけで。


雪花の「兄さんっ!」という声に、バスローブ一枚を羽織った状況で出てきた姿を思い出す。



ホテルに備え付けのバスローブは、長身の彼にはサイズが合ってなくて普段よりもアチコチ肌の露出が多かった。雪花憑きの私でなかったら、恥ずかしくてとても直視できなかったと思う。


     バスローブから覗く引き締まった体躯…。
     きめ細かな肌を滑る雫…。


それらが酷く艶めかしくて、気付かれない様に僅かに視線を逸らした。けれど、濡れた艶やかな髪の間から覗く切れ長の瞳と視線が絡みあった時、胸の奥が酷くざわついた。



私の中にある敦賀さんスケールで、体躯を見ればそれだけで敦賀さんだと分かる。けれど、でも…あの、色気は    。


頭で知っている事と実際に目で見るのとでは全然、違うのだと理解した。


(あ、ああああああのフェロモンは、犯罪だと思うのっ!夜の帝王になった敦賀さんを見た時にも思ったけど……敦賀さんの存在自体が女性の目の毒だわっ!!)

でも私…雪花は、そんな状態の兄さん    敦賀さんに抱きついたわけで。

その広い胸に抱き締められた事はある。
温かくていい香りがして……すごく安心して、心が安らいだ。

けれど、今回はしゃがみ込む敦賀さんに私から抱きついた。
同じ高さで交わす視線。耳元で感じる呼吸、囁くような甘いテノール、素肌から伝わる熱…。

以前と同じで、広い胸は温かくていい香りがした。けれど、安らぐのと同じくらいドキドキして…早鐘を打つ心臓の音が敦賀さんに聞こえるんじゃないかと思えるくらいだった。

ギュッと抱きついた私の背中に回された力強い腕を思い出すだけで、身体の芯が火照ってくる。

「と、ととととととにかく!コレを片付けなくちゃ!」

ぶんぶんと勢いよく首を振って、思考を切り替える。このままだとお風呂に入ってるわけでもないのに逆上せてしまいそうだわっ!

目の前には、雪花のために兄さんが買い求めた服の山。でも、実際は……敦賀さんがお金を払って下さったのよね?私、こんなにたくさんの服のお金…返せるかしら?

大体、兄さんに宥め賺して欲しくて言ってみた「バフォメット」の衣装だって70万円もしたのに「買えない金額じゃない」だなんて…雪花のために、いくら使わせてしまったんだろう…。

「…どうした、セツ……?」

俯いていた私にかけられた声にハッとして顔を上げれば、改めてシャワーを浴びに行っていた兄さんが立っていた。
「セツ」と呼ばれて、抜けていた雪花魂が瞬時に私の中に帰ってくる。

「…あっ…、早かったのね、兄さん」

訝しげに私を見ている兄さんにニッコリと微笑んでみせるけれど、兄さんは眉間に皺を寄せたままだ。

「     どうかしたのか、セツ?どこか具合でも…?」

座っている私に視線を合わせるためにしゃがみ、その大きな手のひらを私の額に当てて熱を測る。

「なんでもないわ?……兄さんが買ってくれた服を見ていたのっ!」

袋の中から服を数点取り出し、兄さんに見せる。

「…お前は可愛いから、何を着ても似合う」

そう言って、フッと微笑んだ兄さんにドキドキしてしまう。

(ん、もうっ!どうして男なのに、こんなに色っぽいのよっ!!!)

赤らみそうな顔を隠そうと俯いて、服を見ているフリをするけれど…ある事に気付いた。

「…ねぇ、兄さん?」
「ん?なんだ、セツ?」

兄さんはソファーに座り、煙草を銜えて火をつけていた。

「     このパンツもそうだったけど……、どうしてどの服もサイズがピッタリなの?」

どうして敦賀さんは私の服のサイズ…ううん、服だけじゃなくて靴も…サイズを知っているの?どれもこれもあつらえたようにピッタリなのはどうして?

「     お前を見ていればわかる。セツだって、俺の事…わかるだろう?それこそ…骨レベルで」

そう言って、煙草を銜えたままの口元を緩めニヤリと笑った。

「……俺を視姦してただろう?セツは」

(それは視姦じゃなくて、観察ですぅ~~~~~~っ!!)

「……兄さんも私を見ててくれたの?」

嬉しそうに返事をする雪花の中で、最上キョーコである自分が真っ赤になって叫んでいる。

「     ああ、いつも見ているさ。お前だけを……な」


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Posted on 2010/05/25 Tue. 09:21 [edit]

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