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1015

月さまよりSSを戴きました  

皆様、こんにちは。

今日のお届けものは、月の誘い 泡沫の夢の月さまからSSを戴いてまいりました!
嬉しいです!交流を深めていくと、こんな素敵な贈り物も戴けるのかとニンマリ・・いえ、なんでもないです、フフフ♪

ささやかながら、月さま宅にイラストをお届けいたしました。
SS文中に使用されたある言葉が入ったものです。
こちらには、別ver.を置いておきますね。


それでは、追記からどうぞ・・・。




静かな部屋の中、風邪をひいたキョーコは一人で寝ていた。
熱にうなされても誰も傍にいないその寂しさにキョーコの瞳には涙が溜まる。

─── 昔は平気だったのに……

キョーコは今、蓮とともに暮らしていた。

【歌をうたって】


──カラン
氷のぶつかる音がしてキョーコが眼を覚ますと、氷枕を持った蓮が枕元に立っていた。

「あ、ごめんね。起こしちゃった?」
そういってキョーコの頭を軽く持ち上げると、その下に氷枕を置き、キョーコの額に自分の額をあて熱を測る。

「うん、少しは下がったみたいだ。あと1日か2日寝てればもう大丈夫だよ」
蓮が額を離してキョーコを見ると、キョーコが潤んだ瞳で蓮をじっと見つめている。

「どうしたの?」
蓮が優しく話しかけると、それが合図だったかのようにキョーコの瞳からは涙が溢れる。
慌てた蓮がキョーコに近づくと、キョーコは待っていたかのように蓮に両手を伸ばしてくる。
蓮はキョーコの身体を毛布で包むと、ベッドに腰掛け、膝の上に乗せた。

蓮にしがみつき、しゃくりあげるキョーコ。
二人で暮らしはじめてから初めての発熱。
慣れぬ環境での発熱が、よりキョーコを不安にさせたのかもしれない。

「寂しかったの?」
蓮が問いかけると、キョーコがコクコクと頷く。
泣き続けるキョーコの背中を蓮がさすると、キョーコの泣き声は徐々に静まっていった。
泣きやんだキョーコが、蓮にしがみついていた腕を離す。

「…ごめんなさい」

人に甘えることのできないキョーコは、こんな熱のある時ですら蓮にもまだ遠慮をする。
蓮にはそれがとても寂しい。

「なんで謝るの? こんな時ぐらい、もっと俺に甘えて」

蓮が身体から離れたキョーコを自分の胸元に引き寄せる。
キョーコは素直に蓮の胸元に体を預けると、熱の所為かぼんやりとしていた。

「そろそろベッドに戻ろうか?」
蓮の問いかけにキョーコは首を横に振る。

ゆっくりと時間が過ぎ、キョーコが蓮に話しかける。

「ねぇ」
「なに?」
「私ね、敦賀さんの声、好きなの」
「うん?」
「だから、なにか話すか、歌うたって…」

キョーコのお願いに蓮はしばらく悩んだ後、歌をうたいはじめる。
キョーコがクスッと楽しそうに笑う。

「敦賀さんの歌きくの初めて。それ、『FLY ME TO THE MOON』ね?」
「そう、静かな夜にはいいかなと思って」
「うん、もっと聞かせて」

蓮が再び歌をうたいはじめる。
蓮の声が闇に溶け、その響きは耳から胸元からキョーコに伝わっていく。
その子守唄のように優しい歌声に、キョーコは眠りに誘われる。
そして、蓮が歌をうたい終わる頃には、キョーコはすっかり眠りについていた。

キョーコの気持ちよさそうなその寝顔に蓮は安堵の笑みを零す。
蓮はキョーコをそっとベッドに横たえさせると、キョーコの額にかかる前髪を指で軽く摘んだ。

─── キョーコ。俺はね、君が望むなら月にだって連れてってあげる。二人で一緒にいられるのなら、どんな事でも叶えてあげる。

蓮は眠るキョーコの額に口づけると、耳元でそっと囁いた。

In other words, I love you.(つまりね、俺は君を愛してるんだ)」


tukimoon-b1.jpg



〔終わり〕
※注 『FLY ME TO THE MOON』の歌詞を一部引用しています





************************


はい、素敵・・すぎます!(は、つい地が出てしまった・・にゃんこ、にゃんこ・・)
月さまのSSを拝読して感じたイメージは・・『月光』・・でしょうか。

白く透き通る月の光・・・のようだと思いました。女性的な柔らかな優しい光です。
コマド様のSSの『ふんわりした優しさ』とはまた違った、スーっと心に染み渡るもの・・かな?(上手く言えません・・汗)
それは、お話のジャンルが違っても変わりません。(明、暗、関係なくですね)

そんな月さまが書かれた今回のお話。


風邪をひいて一人部屋で寝ているキョーコちゃん。
とめどもなく溢れるキョーコちゃんの涙が、蓮に対する想いの深さを感じさせます。
寂しさに沈みかけたとき、寄り添ってくれたのは大好きな蓮。

静かな部屋。
闇に蓮の歌声が溶けて・・

きっと蓮の低ボイスは心地よいものだったでしょうね。
包み込むような蓮の心を感じます。
それはまるで、柔らかに闇を照らす月光のようで、とっても綺麗で癒されるもの。

君が望むなら・・・そんな蓮の想いが詰まった、最後のセリフ。

>「In other words, I love you.(つまりね、俺は君を愛してるんだ)」

無償の愛というべきでしょうか。
人を想う心って、とっても綺麗なんだなーと感じさせてくれるSSでした。

月さま、本当にありがとうございましたv

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Posted on 2009/10/15 Thu. 07:00 [edit]

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コメント

きゃっw

なんて素敵な説明文。
とても私のSSの説明文には見えないわ♪

ともにょさん、貰ってくれてありがとうv
今度また…あなたに声をかけてもいいですか?
あ…愛してますので ///

月 #JalddpaA | URL | 2009/10/15 12:59 * edit *

月さんへ

素敵なSSをありがとうございました!
ブログが潤いました・・・v

あ、あの、舞ってますから・・黄窓で・・
貴女に・・一日も早く会えるのを・・

・・月さんよりも・・・私が・・e-224

(ポッ)

ともにょ #mQop/nM. | URL | 2009/10/15 13:22 * edit *
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